瑞貴サマの声が、怒ってもいないし、穏やかだから……。
ハンドタオルから少しだけ目をのぞかせてみた。
「美桜ちゃんが、僕を好きでいてくれることは、前から知っていた」
「えっ……」
「キミは、わかりやすいし、素直だから」
「…………」
「でも、同時に。
キミの好きが、ただの憧れであることもわかっていた」
「……えっ?」
「だから……。
僕は、焦っていたんだよ」
瑞貴サマは淡々と、でも冷たすぎない温度で話してくれる。
ハンドタオルから少しだけ目をのぞかせてみた。
「美桜ちゃんが、僕を好きでいてくれることは、前から知っていた」
「えっ……」
「キミは、わかりやすいし、素直だから」
「…………」
「でも、同時に。
キミの好きが、ただの憧れであることもわかっていた」
「……えっ?」
「だから……。
僕は、焦っていたんだよ」
瑞貴サマは淡々と、でも冷たすぎない温度で話してくれる。

