アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

「美桜が柊真の住所を聞きたいなら、お兄ちゃんが教えてあげる。
美桜が柊真に会いたいなら、お兄ちゃんが会わせてあげる。
美桜が柊真と仲直りしたいなら……」


「言ってない」


「ん?」


「あたし、言ってない!」


気づくとあたしは、イスから立ち上がり、そう叫んでいた。


「言ってないよ、お兄ちゃん。
あたし、柊真の住所を教えてとは言ったけど。
会いたいなんて、ひとことも言ってない。
もちろん、柊真と仲直りしたいなんて、もっともっと言ってない!」


どうしてそんなに興奮するのか、自分でもよくわからなかったけど。


心臓が、胸が、ドキドキバクバク痛かった。