アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

「わかってますよ。
つか、俺はまだ入れてないでしょ。
お説教なら――……。
部外者を入れた陽太にしてくださいよ」


鋭い瞳であたしを見ながら、親指をクイッとたてた柊真と目があった。


「俺のは、未遂。
でも、陽太は……。
あのチビを楽屋に連れ込んでましたから」


「……え?
あのチビって、まさか……?」


いつもよりも早口で問う瑞貴サマ。


次の瞬間……。


部屋をのぞきこむ瑞貴サマの顔が見えた。