アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

「んな必要ねぇよ」


暗い中でも、はっきりとわかるほど傲慢な笑いを浮かべた柊真が


「おまえとじゃ。
はなっから、勝負になんか、なんねぇし」


柊真の上着を掴んでいたあたしの手を振り払い、そのまま、あたしの頭にガバっと大きな手をのせ――…


「そうだろ?
おチビちゃん?」


――ググググ…っと、押さえつけた。