なーんにもしていなくても、全身から、無駄に色気をふりまいて。


華やかすぎるオーラで、男女を問わず、ひきつける。


だから、柊真のまわりは、いつもとってもにぎやかで……。


つーか、めちゃくちゃうるさくて。


いい加減、あたし、迷惑してたの。


だから、柊真が学校に来なくなって、ほんと、助かる。


毎日が、平和で、平和で……。


「でーも。
退屈みたいね。
みーお」


ニコッと笑って藍ちゃんが言うように、このままだとあたし、平和ボケをしてしまいそう。