アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

くぅぅぅ…
こいつ、超生意気。


こ…こ…こんのやろ。


暗い視聴覚室の中。


歯軋りしながら、下から舐めあげるように


「ぐるぅぅぅ…」


目いっぱい怒り狂ったあたしの顔を突きつけてやったのに


「おまえ、それでも威嚇してるつもりか?
全然怖くないね」


柊真はへへん…と薄っぺらい笑いとともに舌を出し、耳の横にあてた手をひらひらっと揺らした。


「妄想バーカ」