――ダンッ!
お兄ちゃんがこぶしでドアを殴った。
「……っ」
心臓が縮みあがる。
こんなお兄ちゃんを、あたしは知らない。
「美桜が柊真のことをかばうなら。
許してやろうかとも思った」
地獄の底から響くような重い声。
「…………」
「でも……。
もう、いい」
「……え?」
お兄ちゃんがこぶしでドアを殴った。
「……っ」
心臓が縮みあがる。
こんなお兄ちゃんを、あたしは知らない。
「美桜が柊真のことをかばうなら。
許してやろうかとも思った」
地獄の底から響くような重い声。
「…………」
「でも……。
もう、いい」
「……え?」

