さっきまでの優しいキスではなく。
「えっろ。
きーも。
変な妄想してんじゃねぇぞ、こら」
頭にバサリと振り落とされる硬い感触。
「いったぁ!」
そんな声とともに、頭を抱えてガバっと起き上がるとそこは――…
「おまえの寝言うるさい。
しかも、キモい」
真っ暗な視聴覚室で、DVDを観ながらの英語の授業真っ最中。
「久世先輩が、おまえなんかにキスするわけねぇだろ。
バッカじゃねぇ?
頭のネジ、完全に1本外れてんな」
あたしの頭の上からずるりと落ちたのは、誰かのノート。
「えっろ。
きーも。
変な妄想してんじゃねぇぞ、こら」
頭にバサリと振り落とされる硬い感触。
「いったぁ!」
そんな声とともに、頭を抱えてガバっと起き上がるとそこは――…
「おまえの寝言うるさい。
しかも、キモい」
真っ暗な視聴覚室で、DVDを観ながらの英語の授業真っ最中。
「久世先輩が、おまえなんかにキスするわけねぇだろ。
バッカじゃねぇ?
頭のネジ、完全に1本外れてんな」
あたしの頭の上からずるりと落ちたのは、誰かのノート。

