アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

『俺、アイドルだし?
女の子をキュンキュンさせるの、仕事だし?』


『で、ソレを。
そこのチビに、試していただけ』


『俺のテクが通用するか……』


さっきの柊真の発言で……あたしの立ち位置ってものが、ハッキリとわかってしまった。


恋愛に不慣れで、カッコいい男の子にも、芸能人にも免疫のない一般人。


だから、柊真、あたしのこと……からかったんだ。


アイドルや女優さんなんかしてる女の子達なら、柊真のちょっかいなんか、かわいく受け流しちゃうだけだろうし。


あたしみたいに、ムキになってケンカをしたりすることもない。