アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

「わかってると思うけど――…」


そんな言葉を口にしながら、細くて長い指をあたしの短い小指と絡ませ、愛おしそうにあたしの小指に唇を寄せ、一転


「約束を破ったら――…」


フッと、少しコワイ笑みを浮かべ


「――“お仕置き”するよ?」


瑞貴サマは、するりとはずした指で、あたしの唇をきゅっと摘んだ。


「わかったね?」