涼真の家と俺の家の間には大きな公園がある。
昔よく涼真を含めた近所の友達と遊んだ公園。
『…そこの駐車場入って』
俺は。
茜をその公園の駐車場に連れていった。
「…ココ、公園の駐車場だよね?
郁の家って、公園?」
……んなワケないだろ。
駐車場に入り。
ゆっくり車を進めた茜の言葉に若干呆れた。
『…その辺停めて?』
……車は駐車場奥の暗がりに停められた。
暗がり。
車の中に2人きり。
しかも“カレカノ”。
……なにが起こっても不思議はない状況に。
ますます俺は煽られる。
「…い、郁?」
車が停まってすぐ。
後部席から助手席に移動した俺に。
茜はビクビクしてた。
……茜、ごめん。

