半熟cherryⅡ


「郁のウチって涼真のウチから近いの?」

『はッ?!』



不意に話し掛けられ。

俺は現実に戻る。



気付いたらもう。

窓の外は見慣れた家の近所。



…あと少しで茜があんなコトを…。



まだ妄想から完全に帰ってこれない俺の頭。

…コレ、結構重症じゃねぇ?





なんて思ってたら。

隣にいる涼真が声を出した。





「茜、俺んち先行って」





この道から帰るなら俺んちから涼真んちの方がいいんじゃ…。





「学校内じゃねぇし。
少しぐらい2人きりになったってバチあたんねぇだろ?」





隣を見ると。

スカした顔をした涼真。



お前…。

たまには気が利くじゃん♪



と、思った矢先。





「そろそろ“あの日”の続きさせてやんねぇと。
郁、欲求不満で壊れっカモしんねぇし」





ニヤニヤして。

顔面崩れてる涼真がそこにいた。