「誰でもいいんなら他、行ってくんない?」
涼真の冷たい声が耳を通る。
「誰でもいいなんて言ってないでしょ?!
あなたがいいから待ってたんじゃない!!」
ゆるパーマが涼真の袖を掴む。
「時間の無駄。
どんなに頑張られても彼女以外の女に興味ナイの」
涼真がため息を吐いた。
その様子を見ている俺の腕には。
まだ巻き髪の女が絡み付いている。
…こいつら。
何でこんなにしつこいの?
「あの2人はほっといて、ウチらは行こうよ」
すっかりその気の巻き髪の女。
『…行かねぇよ。そんな気サラサラないし』
巻き髪の女の腕から自分の腕を抜く。
「…アタシ、巧いってよく言われるんだよ〜?」
……“何が”巧いんだか説明してみろっつーの。
白昼堂々と女が何言ってんだか。

