半熟cherryⅡ


巻き髪の女は。

俺の腕に自分の腕を絡ませてきた。



そして。

俺を見上げながら言った。





「…2人きりに、なれるトコ?」



ほんのり頬を染めて瞬きを繰り返した。





自分が一番よく見える角度を研究しつくしてる。

そんな顔して見つめるのは。

俺で何人目だ?



そう思わずにはいられないようなわざとらしい表情。





そして。

キミの出した答えは“想定内”。

だから。その返答は。

残念ながら、不正解。





…ご褒美はあげられないな。





『…あのさ…』



目にかかる前髪をかきあげながら言葉を発し始めたトキ。

隣にいる涼真も言葉を発した。