この2人が店から出て行ったのはだいぶ前。
……出てくるの待ってた、とか?
ギャル女を見た隣の涼真は。
明らかに顔を引きつらせた。
…涼真、金髪嫌いだからなぁ…。
自分がヒヨコみたいな金髪だから。
“自分と同じ色はイヤ”と。
なんともワガママな理由。
「隣の席にいたんですけど気付いてましたぁ?」
金髪巻き髪女が俺の前に立つ。
……気付いてましたとも。
あんだけ覗かれりゃ気付かないワケないだろーが。
「よかったらこれから遊びませんかぁ?」
こちら金髪ゆるパーマが涼真の前に立った。
「彼女いるし」
「え〜、じゃあ彼女にナイショで」
「無理」
…涼真の眉間のシワは深まっていった。

