半熟cherryⅡ


「突然申し訳ありませんでした」

「とんでもない。
何かあれば遠慮なく制裁を加えてやってください」





…おい、制裁って…。

ココは軍隊か?





しばらく茜を腕の中に閉じ込めてまったりした後。

もう遅いから、と涼真の家に向かうためウチを出た。





「やっぱり“お母さん”に会うのって緊張するね〜」

『最初リビングで話し込んでたじゃん』

「…いろんな郁の話が聞けて楽しかったケドね」





そう言って。

茜は“ニヤリ”と笑った。





『…何、聞いたんだよ』

「教えないよ〜だ」

『おい、こら』





唇の隙間から舌を少し出して。

“ベー”って顔して先を歩いていく茜。



そして。

“クルン”と振り向いた。





「…郁って彼女、家に連れて行ったコトないの?」