「突然申し訳ありませんでした」
「とんでもない。
何かあれば遠慮なく制裁を加えてやってください」
…おい、制裁って…。
ココは軍隊か?
しばらく茜を腕の中に閉じ込めてまったりした後。
もう遅いから、と涼真の家に向かうためウチを出た。
「やっぱり“お母さん”に会うのって緊張するね〜」
『最初リビングで話し込んでたじゃん』
「…いろんな郁の話が聞けて楽しかったケドね」
そう言って。
茜は“ニヤリ”と笑った。
『…何、聞いたんだよ』
「教えないよ〜だ」
『おい、こら』
唇の隙間から舌を少し出して。
“ベー”って顔して先を歩いていく茜。
そして。
“クルン”と振り向いた。
「…郁って彼女、家に連れて行ったコトないの?」

