「…仕事中デスから」
『来ないなら俺から行きますケド?』
「……………………」
返事なし。
沈黙は肯定ってコトで。
俺はベッドから起き上がると。
茜の後ろにまわり。
お腹に腕をまわして抱き抱えるようにして座った。
「ちょッ?!郁?!」
『シー。大きい声出したら母さんが来るから』
そう耳元で囁けば。
茜は腕の中でおとなしくなる。
俺はおとなしくなった茜の首筋にそっと唇を這わせた。
「……ッ」
『…このまま抱いていい?』
昨日あんなに抱いたのに。
まだ足らない。
このまま腕ン中。
閉じ込めて俺から離れられなくしてやりたい。
…が、しかし。
現実はそう甘くない。
「…この後涼真のトコ行かなきゃ。
進路希望出してないみたいだから…」
…またしても涼真…。
アイツなんか俺に恨みでもあるワケ?

