寝室に戻ると。
茜はまだ気持ち良さそうに寝息をたてていた。
タオルケットがはだけた胸元には。
俺が咲かせた紅い花。
スラリと伸びる白い足は。
また俺を誘ってるようにしか見えなくて。
…起こしちゃおっかな…。
なんて。
起こした理由を知ったら。
絶対怒るな、うん。
ほんの少し開いた茜の唇を指でなぞると。
「…んぅ…?」
茜が眠そうに目を開いた。
『…目ェ覚めた?』
「…ん…あれ…?」
まだ寝呆けてるのか。
はだけた胸元もそのままに。
目を擦ってる。
『そんな格好して。
…俺のコト誘ってんの?』
「へッ?!」
本気半分、冗談半分。
笑いを含みながら言った言葉に。
茜が自身の姿を見た。
「…ッ?!イヤーッ!!」
『アハハハッ』
焦ってタオルケットを身体に巻き付ける茜。
…ったく可愛いなぁ。
俺は笑いながらベッドの端に座った。

