『…ん……』
心地よい疲労感と満足感が俺を包む。
隣からは。
意識を飛ばしたまま眠る。
茜の規則正しい呼吸音が聞こえてくる。
…なんか飲むかな…。
可愛い寝顔の茜を置いて。
部屋を出るのは忍びなかったケド。
起こすのもかわいそうだし。
…かなり、無理させたし。
意識を飛ばすまでの茜の姿。
思い出すだけで顔がニヤけてくる。
…って俺は変態かっ!!
ベッドの下に脱ぎ捨てた下着とジーンズを身につけると。
音を立てないように寝室を出た。
勝手に冷蔵庫からミネラルウォーターの入ったペットボトルを取り出すと。
グラスに注いで一気に喉へ流し込んだ。
冷たい感覚が。
俺の意識を夢のようなフワフワした世界から。
現実につれて帰ってくる。
でも。
手のひらや指が覚えてる感触や。
唇や身体に残る感覚が。
さっきまでのコトが“夢じゃない”と教えてくれた。

