半熟cherryⅡ


『…あのメールは?』



茜のうなじについた“俺のアト”に唇で触れる。

茜は“ピクッ”と体を揺らしたケド。

そのまま言葉を紡いだ。





「“先生”じゃなかったら…もっと素直に恋愛できたのかなって…。
辞めたらきっと素直に郁のトコに行けるよねって…。
…一美に相談してた」





…それで“もうやめたい”なワケ ね。



だったら。

せめて漢字に変換するとか、主語をつけてメールしようよ…。





俺。

カンチガイしちゃったじゃん…。





ちょっと涙目になったのを思い出したら。

急に恥ずかしさが込み上げてきた。





ハァァァァァ…。





恥ずかしさを誤魔化すように。

ため息混じりに茜の頭に顔をのせようとすると。



クルン。



いきなり茜が振り向いた。





『んなッ?!』

「…素直になろうと思って」

『は…ッ?!』





言葉の意味を考えようとしたトキ。





茜に。

唇を塞がれた。