『…あのメールは?』
茜のうなじについた“俺のアト”に唇で触れる。
茜は“ピクッ”と体を揺らしたケド。
そのまま言葉を紡いだ。
「“先生”じゃなかったら…もっと素直に恋愛できたのかなって…。
辞めたらきっと素直に郁のトコに行けるよねって…。
…一美に相談してた」
…それで“もうやめたい”なワケ ね。
だったら。
せめて漢字に変換するとか、主語をつけてメールしようよ…。
俺。
カンチガイしちゃったじゃん…。
ちょっと涙目になったのを思い出したら。
急に恥ずかしさが込み上げてきた。
ハァァァァァ…。
恥ずかしさを誤魔化すように。
ため息混じりに茜の頭に顔をのせようとすると。
クルン。
いきなり茜が振り向いた。
『んなッ?!』
「…素直になろうと思って」
『は…ッ?!』
言葉の意味を考えようとしたトキ。
茜に。
唇を塞がれた。

