半熟cherryⅡ


「ちょッ…い、郁ッ?!」

『うるせぇな。
俺を一美センセイだと思ってラブシーン演じナサイ』





意識して涼真との距離をこんなにつめたコトなんてナイ。

…いや、意識して詰めたくない。





「できるか!!
だいたい一美センセーとするなら俺から迫るわ!!」

『…ならお前が俺にしてくれる?』

「気持ち悪いわ!!
この欲求不満エロガッパ!!」





…欲求不満は認めてやる。



でもなぁ。

俺だって好きでこんなコトやってんじゃねぇや!!

詰めるなら茜との距離を詰めてぇよ!!





『…諦めろ。
俺と涼真の明るい未来のためだ』

「はぁぁぁ?!」





納得行かない涼真は。

俺を全力で突き放そうとする。





でも今回は。

今だけは涼真じゃないと意味がナイ。





だって。

舞浜のターゲットは“ソコ”のはずだから。