ガラッ。
「失礼しま〜…あ゙ぁ゙ッ?!」
あと数センチ。
そんな甘い空気をぶち壊したのは。
勢いよく開かれたドアの音と。
「郁!!お前なにやってんだよ!!」
…バカ涼真の声。
『…空気読めよ、ムッツリスケベ』
「なッ?!
誰がムッツリスケベだ、このエロガッパ!!」
…なんか。
涼真にはことごとくジャマされてる気がする。
そして。
何回“お預け”くらえば。
“いただきます”させてもらえるんだろうか。
ほんの数分前まで崩壊寸前だった理性も。
ムッツリ涼真のおかげ(?)で立ち直った。
「…って、杉原は?!」
キョロキョロと周りを見渡す涼真に。
俺は茜から手を離しながら言った。
『いねぇよ』
「はぁ?だって一美センセーに…」
涼真の怪訝そうな顔に“ピン”ときた。
『…俺、一美センセイには杉原がココからいなくなったら。
保健室に涼真呼んどいてって頼んどいたはずなんだけどなぁ…。
…ねぇ、一美センセイ』

