半熟cherryⅡ


ガラッ。



「失礼しま〜…あ゙ぁ゙ッ?!」





あと数センチ。



そんな甘い空気をぶち壊したのは。

勢いよく開かれたドアの音と。





「郁!!お前なにやってんだよ!!」



…バカ涼真の声。





『…空気読めよ、ムッツリスケベ』

「なッ?!
誰がムッツリスケベだ、このエロガッパ!!」





…なんか。

涼真にはことごとくジャマされてる気がする。

そして。

何回“お預け”くらえば。

“いただきます”させてもらえるんだろうか。





ほんの数分前まで崩壊寸前だった理性も。

ムッツリ涼真のおかげ(?)で立ち直った。





「…って、杉原は?!」





キョロキョロと周りを見渡す涼真に。

俺は茜から手を離しながら言った。





『いねぇよ』

「はぁ?だって一美センセーに…」



涼真の怪訝そうな顔に“ピン”ときた。



『…俺、一美センセイには杉原がココからいなくなったら。
保健室に涼真呼んどいてって頼んどいたはずなんだけどなぁ…。
…ねぇ、一美センセイ』