半熟cherryⅡ


『……………ッ!!』





いやいやいやいやッ!!

その目はいけない。

反則技ね、茜サン。



腕の中からの上目遣いだけだって。

かなりの攻撃力があるのに。

その上涙目?!

どんだけ追撃してくるワケ?!





これ以上茜の顔見てたら。

間違いなく理性が飛ぶね。





そう本能的に判断した俺は。

“スッ”と視線を外した。





でもそれに気付いた茜は。



「…どう、した、の…?」



と、顔を覗きこもうとする。





…無意識ほど攻撃力が高いモノはない。

茜はそれを全くわかってナイから怖い。





…これ以上煽らないでクダサイ。



こんなところで理性にぶっ飛ばれても。

それを押さえ込める術が僕にはわかりマセン。





でもそんな俺の気持ちなんかお構いなしに。





「郁…?」





“(上目遣い+涙目)×無意識”の連続コンボ攻撃は続いた。