『…ココ、学校なんですケド?』
「わか、ってる、よ…」
『誰かに見られたらどーすんデスか?』
「そ、れよりッ、郁の、方が大、事だも、ん…ッ」
…あ〜あ〜…。
こんなに泣いちゃって…。
この涙の原因は。
俺にあるんだとわかってる。
泣かせてしまった罪悪感もある。
俺もそっと茜の背中に腕をまわして。
“ヒックヒック”と泣きじゃくってる背中をあやすように。
優しく撫でた。
「郁…ッ、ゴメン、ナ、サイ…ッ」
でも罪悪感以上に。
こんなになるほど俺を好きになってくれてたんだって。
不謹慎ながら。
…頬が緩みそうになった。
「…い、く…?」
頬が緩むのを堪えたせいか。
体に変な力が入ったのがわかったみたいで。
茜が俺を見上げた。

