半熟cherryⅡ


『…ココ、学校なんですケド?』

「わか、ってる、よ…」

『誰かに見られたらどーすんデスか?』

「そ、れよりッ、郁の、方が大、事だも、ん…ッ」





…あ〜あ〜…。

こんなに泣いちゃって…。





この涙の原因は。

俺にあるんだとわかってる。

泣かせてしまった罪悪感もある。





俺もそっと茜の背中に腕をまわして。

“ヒックヒック”と泣きじゃくってる背中をあやすように。

優しく撫でた。





「郁…ッ、ゴメン、ナ、サイ…ッ」





でも罪悪感以上に。

こんなになるほど俺を好きになってくれてたんだって。

不謹慎ながら。

…頬が緩みそうになった。





「…い、く…?」





頬が緩むのを堪えたせいか。

体に変な力が入ったのがわかったみたいで。

茜が俺を見上げた。