半熟cherryⅡ


口に含んだサクランボの茎と舌とが器用に動く。





…まぁ、こんなの結べたからって。

巧いかどうかは俺が知るわけナイんだけどさ…。





そんなコトを思ってる間に。

サクランボの茎は口の中で結び目を作った。





『…ほら、結べた』





舌の先にのった結び目のできた茎を。

指先で摘みあげる。



そして。

それをテーブルに置いてあった灰皿に“ポン”と放り込んだ。





『ま、結べるからって巧いとは限らないデスけど。
…って?!おわッ?!』





いきなり感じた腹の重みに視界の変化。





『…あ、茜サン…?』





彼女に見下げられてる俺。



そして。

彼女の顔の向こうに見えるのは。





…天井…?





「…試して、みて…?」