半熟cherryⅡ


コンビニに入った彼女は。

真っ直ぐにスイーツの並んでる棚の前まで行くと。





「プリン買ってこ?ね?」





“ね?”なんて。

語尾にハートがついてそうな言い方しないでクダサイ。

ただでさえ酒のせいで無防備なのに。





…カンチガイしそうになりマス…。





『…買いなよ』

「わぁい♪」





…だ〜か〜らッ!!

そーゆー言い方をすんじゃねぇっつーの!!



ホントは酔ってなくて。

俺、からかわれてんの?!





でも間違いなく相手は酔っ払い。

酒の匂いを振りまき。

フラつきながらレジにプリンを2つ持っていった。





外に出ると。

そこはまた寒い冬空の下。



…早いトコ送ってかなきゃ。

体、冷えちまうな…。



そんなコトを考えながら。

“はぁ”と吐いた白くなった息を見ていたら。

右側に気配を感じた。





「じゃ…行こ♪」





腕を絡ませ隣に並んだ彼女は。

上目遣いに俺を見上げた。