「別れたんだから連絡してくんなっつーの!!」
鳴り続けるケータイに向かって怒鳴る涼真。
『まぁまぁ、落ち着いて…』
「俺はいつも落ち着いてるよ!!」
涼真は手元にあったクッションをベッドに向かって投げ付けた。
…いやいや。
かなりご立腹デスよね…。
「勝手に浮気して別れたくせに。
やっぱり別れたくないとかなに?!
意味わかんねぇ」
涼真には先月終わりに別れた彼女がいた。
別れた理由は涼真が今言った通り。
涼真がかまってくれないとか。
自分が一番じゃないとか。
…それが理由で浮気して。
…はっきりいってくだらない理由だと思う。
俺と違って。
涼真はつきあうとそれなりに彼女を大事にしてると思うんだ。
そんな涼真が。
「めんどくせぇ!!
決めた、今日はケータイ出ねぇ!!」
“プイッ”と鳴り続けるケータイから顔を背けた。

