半熟cherryⅡ



『…ッ?!』





唐突な茜の質問に。

口をつけたコーヒーが気管に入ってむせた。





『ケホッ、ケホケホ…ッ』

「郁?!大丈夫?!」

『…大…ケホ、丈夫…ケホケホ…』



茜は心配して背中をさすってくれた。





…でもね、茜サン。

こうなる原因を作ったのはアナタでしょーが。



何をいきなり言いだすかと思えば…。





“なッ、なんで…私、服着てなかったんでしょうか?!”





…一緒にいた理由、じゃなくて。

服着てなかった理由が知りたいのか…。



しかも敬語になってるし…。





胸に感じてた違和感も薄れ。

茜を見上げると。





「大丈夫…?」



心配そうに俺を見る茜と目が合った。



『ん。もうヘーキ…』

「…よかった」



そう言って。

茜は小さく安堵のため息を吐いた。