半熟cherryⅡ



「コーヒー飲む?」





いつの間に着替えて出てきたのか。

茜はコーヒーの入ったグラスを両手に持ち。

俺の横に立っていた。





『…ありがと』





目の前にあるローテーブルに“コトン”とグラスを置くと。

俺の寄り掛かってるソファーの端っこに腰を下ろした。





「……………………」

『……………………』





なんでしょう、この沈黙。



そして。



なにこの微妙な距離感。





…意識しすぎじゃない?





確かに何時間か前にはそーゆーコトもしましたよ。

それは認めマス。



でも。

そんな露骨に距離とらなくてもよくない?

俺だっていきなり盛ったりしないっつーの。





なんて。

さっきの醜態を棚に上げて。

小さくため息を吐いた。





その時。

茜がこの重苦しい沈黙を破った。