「瑠菜ーっ、行くよ」 美術の時間、美月と2人で美術室に急いだ。 「今日から絵の具じゃん!」 「うわ最悪、だるっ」 嫌そうな顔つきの美月と一緒に、始まりのチャイムは鳴り終わったのにまだ廊下にいた。 美月と瑠菜のいつもの癖で よく喋っているとチャイムを聞き逃してしまう。 瑠菜達は走った。