「ゆ、祐ちゃんってさ...クールなんだと思ってた」

よっぽどあだ名が嬉しかったのか、満面な笑顔で瑠菜を見つめる祐ちゃんに疑問をぶつけてみる。


「ん、クール!?あぁ...顔が顔だしね」

祐ちゃんの顔...眉毛がキリッとしてて、目が少しツッてて。その上無表情が多い。
確かに顔だけクールだ。

「それよりも」

「んっ?」

祐史の顔をまじまじと見る瑠菜に問いかけた。

「何でさっき教室に隠れたの?」

...え。


バレてたああああああ