何やら愛人は真剣な顔をして、こちらを見ながら。 ――スタスタ 私達に近づいてくる。 「ふーん…関谷って言うんだね、お尻ちゃん」 「お尻…?」 マイティー白馬先輩の言葉に、愛人は首を傾げながら私を見た。 「あわゎわゎッ!!せ、先輩ッ」 私は両手を広げて、 上下にゆさゆさ振った。 「あれはカレシ?」 私の慌てっぷりは無視して、 平然と聞くマイティー白馬先輩。 あれって……? マイティー白馬先輩の視線を辿ると、愛人――。