……ズキッ そのとき胸が傷んだ。 あ、あれ… なんだろう、この痛み…… それからしばらく作業をしていたとき。 「立川くん一緒にやろ?私がプリントを集めるから、立川くんがホッチキスでとめる!こっちの方が早いよ?」 「あー…それもそうだな」 愛人… 二人でやるつもり? 私の前で二人でやるつもり?! プリントを取る手が、思わず震える。 やだ、やだよ… 「じゃあ、コイツを手伝ってあげて」 愛人は私に指を差しながら言った。