「それも赤いバラの花言葉よ。でも赤いバラには、もう一つ意味があるのよ」 盛り上がる女子に、先生は「チッチッ」と人差し指を、揺らした。 「勿体ぶらないで、先生教えて~」 「すっごい気になるし~」 「んーと…なんだっけなぁ」 先生は目を天に向けたあと、こう言った。 「…美しい人」 先生の言葉のすぐ後に、 「キャ~!!なにそれヤバーい」 「や~ん、先生のダーリン、ロマンチスト~!!」 女子は大盛りあがり!