キーンコーンカーン 授業が終わりのチャイムだ 先生は… いや、ここでは綿毛先生と呼ぼう。 もはや君は、綿毛先生なんだッ! 綿毛先生は 「確か立川愛人は理科担当だったな。理科担当は、もう一人居たはずだ」 鼻息は静まったが、綿毛先生の怒りは収まっていないのは、 表情を見ればわかった。 「あ、はい。あたしです」 あたしは慌てて手を上げた。