どきッ 「あ…はい!」 「期待させたならソーリー… あれは、その場しのぎだった」 「は…い」 そりゃ、そうだよね… あの『オールマイティー白馬』が私を好きとか… 小説のネタでも 無理のある展開だよね… 私、ほっとしてる? 私、寂しいって思ってる? わかんないよ… この胸のモヤモヤは なんなんだろう… ふわ マイティー先輩の大きな手が 私の頬に触れた。