語り:博貴



2年になって初めての行事である文化祭が、あと3日となった日に当日のシフトを見た瞬間叫んだ。



博「はぁ!?アヤのシフト午前なのか!?」

ア「うん。」

博「俺は午後のシフトだから、今年4人で回れねぇじゃんか!!!」

ア「ちゃんと確認しないから、そうなるんでしょ。因みに、私はちゃんと一に確認取ったわよ。」



アヤは何を今さらって雰囲気で言った。しかし、今の一言が俺には引っ掛かった。




博「それなら、俺も総司に確認したぜ。なんだよ、今年は2人ずつに別れるのかよ・・・・・・・・。」

ア「嘘・・・・・」




珍しくアヤが目を見開いて驚いていた。



博「ん?・・・・・・そうか。いつも4人でいるから、2人で行動するの初めてじゃね。俺は総司とだから会話弾むけど、お前らずっと無言で歩いてたりして。」

ア「なっ!?失礼ね!!会話ぐらいちゃんと出来るわよ!!!!」



いつも弄られてるお返しにからかってやったら、案外あっさり引っ掛かって、その後も楽しませて貰った。