地味子×イケメン〜102ページの物語〜〈短編〉




「わぁぁぁぁ!!!」






歓声が起こる















入ったんだ……








「相沢さんっ…」





みんなが私のところに来た





……もちろん前田さんも





「相沢さんやるじゃん!!」





「前田さん……」





「バスケ部だったの??」





「違うよ…でも運動は得意なの」





前田さんは驚いた顔をした





「……人は見かけによらないんだな」





そのまま前田さんに返そうかと思ったけど





「ありがとう」





「相沢さんありがとう」





「相沢さんいなかったら確実に負けてたよ」





「ありがとう」





………





こんなにたくさんの人にありがとうって言われたの初めて……





もちろん私は……





「うんっ!!」





一同:///…っ





久しぶりに本当の笑顔になれた気がする





なんてのんきに思っていた私はみんなが私の笑顔に照れているなんて気づきもしなかった





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