ピピピピ


『ん、うるさい…』



バコ


「った―――!!」



ビクッ



『なに!?』



「麗あんたねぇ~目覚まし投げる癖やめなさいよね!!」



あぁ
またやっちゃったんだ


これで何回目だろ



床にある目覚まし時計は見るも無惨な姿に…



『ごめん…』



「はぁ…たく」



私はとぼとぼと制服に着替え始めた



「朝ご飯置いとくから」



『…ん』


「あ~、あたし引っ越すわ」



『なんで?』



「いや~、いつまでもここにいたらあれだし…
ま、こっから5分のとこだからいつでも来なさいな」



『そっか』


また一人になるんだ
なんかやだな


「さ、早く食べて行くわよ」



『うん』