BloodButterfly



校舎の裏にある駐輪場に連れてかれた


「これ、乗って」


『…ん、分かった』


乗ってと言われたから乗ったのに
亮は驚いたように聞いてきた


「バイク乗ったことあるの?」


『ちょっとなら』


「そっか」


学校をでて5分走ったところに喫茶店があった
中に入ると落ち着く雰囲気のあるところだった


「いいでしょ、ここ」


『うん』


それからパフェを頼んで食べた

亮の言ったとおりすごく美味しかった





『ねぇ、なんで私が甘い物好きだって分かったの?』


「昨日会ったとき、飴なめてたでしょ?
甘い臭いがして、もしかしたらって」


え?
今なんていった?
昨日会った?

こいつ…私が昨日のやつだって分かってる