『詩歌…行ってくるね』


私は寝ている詩歌に声をかけてから家を出た


向かったのは夜の繁華街


私はあの日、手紙を見た日から毎日繁華街へ行き、唯一の手掛かりEagleを探していた。


フードを深く被り、朱い髪を隠して
伊達眼鏡で朱い瞳を見にくくして
繁華街を歩き回る


海斗さんがいなくなった日から私の髪と目は毎日の様に夜になると朱くなる


なんでだかは分からない


でもこれは海斗さんが好きだったものだからいいかなって思う


もう髪も腰まである


フードからは少しでていた