Side:詩歌
私は麗の教室のドアの前で話しを聞いていた
この教室が静かだったから来てみたら…
麗が仕事で使っていたような低いドスのきいた声を出していた
麗は…そっちを選んだんだね
わざと遠ざけて…辛いのは自分だけでいいって思ったの?
でもそんなことされてあいつらの方が辛いんじゃない?
でも麗はそっちを選んだ
私も最初は麗のすることならそれに従おうと思ってたよ
でもごめん
無理そうだわ
あんな顔見せられたら黙ってらんないよ
麗が思ってるほど人は脆くないよ
大丈夫
だから私はあいつらに真実を伝えるね


