それから海斗さんは謝りながら泣いて泣いて、ようやく泣きやんだ頃には朝だった 朝になり落ち着いた海斗さんは 「レイ…弟のところに行きたいなら行って…」 と言った 行ってって言いながらまた泣きそうな顔をしている海斗さん こんな海斗さんを私は放っておけない 『私は…海斗さんがいればそれでいいんです』 海斗さんがいれば…何もいらない 「っ!…俺もレイがいるなら誰も何もいらない」 切れ目が垂れて優しい顔になる海斗さん こんな顔を見せるのは私の前だけ