夜ご飯を食べながら
メールチェック
返事作成 送信
ずっとそれの繰り返し
「………はぁ」
心底 ため息がでる
もう5月になる
それなのにまだ晴緋君のアドレス知らない
完全にタイミング逃しちゃってる
全部 上手くいったら苦労しないのに……
なるようにならないって最悪
………ほんと最悪
アドレス帳から1人呼び出して発信ボタンを押す
相手はすぐに出てくれた
「もしもーし」
『もしもし』
「声 聞きたくて……電話しちゃった」
電話の相手
芽依ちゃんのカレシ
「迷惑かな?」
和哉君
『そんなことないよ』
「よかったァ」
『俺も澪梨のこと考えてたし』
「気が合うねっ」
罪悪感?
そんなの感じたことないよ
別にいいじゃん
゙好き"って言ってるわけじゃないんだもん
それに
芽依ちゃんの悪口言ってるわけじゃないし
ただの友達
『いまどこ?』
「バイトの休憩中」
『今日 何時終わり?』
「10時だよ」
『会いたいなぁ』
なんかちょろいな
「だーめ 芽依ちゃんに怒られちゃうよぉ」
ねぇ 落ちた?



