シュガーズ



「これも あたしのため?」

「もちろんだよ せいせいしたでしょ」

「………違う」


あたしは写真をビリビリに破る


「こんなこと 頼んだ覚えないんだけど」


全ては自分で蒔いた種

りっちゃんに知永 衣都を傷つけるように仕向けたのはあたし



「え………澪梨?」


それなのに

知永 衣都と昔の自分を重ねてしまう

傷つけばいいと思ってた相手なのに……

あぁ

何いまさら偽善者ぶってるんだろう



「何が ゙澪梨のため"よ 自己満でしょ?」

「………はぁ?」


あたしの態度豹変に最初は動揺しといたりっちゃんだけど 次第に怒りを露わにし始める


「…………。」


あ しまった

ふと我にかえる


「………ごめん りっちゃん」


つい素が出ちゃった

あたしらしくもない


「ちょっと……バイトで嫌なことがあって りっちゃんに八つ当たりしちゃったの」

「………澪梨」


りっちゃんの顔からあたしへのイラつきの色が少し薄くなる


「あたしのためだと思ってやってくれたんだよね?本当にごめんなさい ありがとう」

「わかってくれたならそれでいいよ」


りっちゃんが無邪気に笑う

なんか単純