シュガーズ



「………仕方ないじゃん」

「何が仕方ないの?だったらきっぱり諦めなさいよ 自分が捨てたんじゃん」


自分が決めたことのくせに

いつまでも

いつまでも引きずってバカみたい

知永 衣都もくーちゃんも



「あんたたちなんか………」


どうして何も頑張りもしないで晴緋君の心を奪っていくの?

なんであたしじゃないの?


「大嫌いよ」


くーちゃんを睨みつける

もう猫をかぶったあたしはそこにはいなかった

ここにいるのは本物の゙橘 澪梨"

くーちゃんは下を向いて下唇を噛んでいる


「でも あんたにはもう無理だね」

「…………。」

「晴緋君には好きな子がいる」


どんなに後悔したってだめ

世の中そんなに甘くない

ドラマみたいに『いつまでも君を待ってる』なんてことない

恋愛はタイミング

終わったことはどんなに足掻いたってもう遅いの

自分が招いた結果でしょ?

くーちゃんが晴緋君と再会したところで もう同じフィールドには立てないんだから



「相手は……あたしじゃないけど」


悔しいけどあたしはもう振られてる

タイミングはもう逃してる



あたしだってもう同じフィールドには立てない