「話って何かな?」
あたしの顔色をうかがいながら話すくーちゃん
そんなに警戒しなくても大丈夫なのに……
「あたし くーちゃんとプライベートで話したことってないじゃん?」
「………まぁ」
「もっと仲良くしたいな」
ニコッと笑ってみせる
くーちゃんが戸惑っているのがわかる
顔に出やすいところは誰かさんにそっくりだと思った
「ねぇ 今日はあたしの家に泊まらない?」
「え……でも準備とかしてないし」
「おいでよー 話したいこともたくさんあるしっ」
くーちゃんと腕を組む
「ねっ いいでしょ?」
「………うん」
無理やりなあたしに渋々頷く
こうなっちゃえばもうあたしのペースだ
「やったァ くーちゃん大好きっ」
聞き出したいことが2つある
秦野君の弱み
それから芽依ちゃんの弱み
知永 衣都は強い
だからあの2人から崩していかないとね
ヒロインはあんたじゃない
橘 澪梨から奪っていったポジションを全部取り戻してやる
後悔すればいい
あたしに協力するって言ったくせに 秦野君と付き合ってるくせに
藤森 晴緋の存在に気持ちが揺れてるってことに罪悪感を持てばいい



