今日、私は卒業します

『君は俺がいなくても平気だよ』


そう言って去った君に

私は何も言えなかった


“平気かどうかなんて勝手に決めないで”


とっさの言葉を飲み込んだのは


私も

君に寄り掛かったら嫌われると

勝手に決め付けていたから