「朝よ~。何時まで寝るつもりなの?遅刻してもしらないわよ?」

ぶふぁっ


布団をめくられたせいか冬の寒さが私に襲いかかってきた


さむっ!!


「全く朝からさむいなぁ…」

ふと時計をみると7時…

はっと目が覚めた

「やばい!」


あと20分で家をでなければ電車に乗り遅れてしまう。

乗り遅れた後は地獄の連鎖

ギリギリ遅刻はしないものの、満員電車でこれでもかってほど押しつぶされ、さらには朝から騒がしい奴らに出会う…



それを阻止するために…



洗面台に行き顔を洗い歯磨きをする
寝癖を整えるために水とドライヤーを使い、それが終われば制服に着替え時間を確認。

7時17分


急いで荷物をもってリビングに降りる。

「あら、起きたのね。おはよう。」
「梓、おはよう。」
「はよっ」

上からお母さん、お父さん、弟だ

「おはよっ!!」

お弁当を鞄に入れてパンを一かじり。

「こら。座って食べなさい。ってあら?もういいの?」

「うん!ごちそうさま!」

7時21分

ローファーを履いて徒歩10分の所にある駅まで急ぎながら向かう。