−数時間後−


柚羅「すー…。すー…。」


柚羅は泣き疲れたのか、蓮の膝の上で寝ていた。


蓮「………。」


蓮は気持ちよさそうに寝ている柚羅の頭を優しく撫でながら、柚羅を見下ろしていた。


蓮(こいつの寝顔、可愛いな…。)


蓮は柚羅を見ているうちに、自然と顔がほころび、火照り始めていた。


蓮は柚羅の真っ白で、まだ涙の跡がついた頬を撫でた。


そして、身を屈め、優しく頬にキスをした。


蓮「お前は、俺のだからな…。」


そう言うと蓮はニコッと笑って眠りについた。